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六地蔵寺にはなんとも不思議な伝説があります。茨城民俗学会が編纂した『茨城の伝説』から要約してご紹介します。
むかしむかし。ある日の夕方、六地蔵寺の和尚さんが水まきをしていました。ところが、その水まきは止まることなく繰り返され、ついには境内が水浸しになりました。
お参りの村人はその様子に驚き「和尚さん、こんなに水をまいてどうするんですか?」「唐の金山寺で起きた火事を消しているんだ」
村人はさっぱり意味がわかりませんでした。ひとまずお参りをしようと本堂に行くと本尊の六地蔵が五体しかありません。村人は「和尚さん、お地蔵様が足りませんよ!」すると和尚は「火事を消すために唐に渡ったんだよ」
やはり意味がわかりませんでした。でも、このままではいけないと村人は仲間と相談して新たなお地蔵様を作り、お寺に奉納しました。それからのある日…
本堂の六地蔵は七地蔵になっていました。和尚の話では、唐の火消しが済んで戻ってきたのだとか。以来、六地蔵寺の七地蔵としてより多くの信仰を集めるようになりました。
六地蔵が七地蔵になってしまったというお話です。金山寺は実在しますが、六地蔵寺とどんな関係があるのでしょうか。 |